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【厄年に出産】女の子だと捨てる!?どんな理由が込められているの?

厄年は、不幸なことがたくさん起こる年と言われています。

30代女性には、前厄と後厄を加えると6年間も厄年があります。

結婚や妊娠など、人生の大切なイベントと重なりやすいので、厄年と聞いて不安になる方も多いのではないでしょうか。

人生のイベントの中でも、特に出産に関しては厄年を避けた方が良いという考え方も古くからあり、「厄年に出産した女の子は捨て子にする」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

初めて聞く方にとってはびっくりするお話ですが、昔からの言い伝えとなると、何か裏付けられるものがあるのでは…と心配になってしまいますよね。

今回は、そんな不安な女性の厄年の出産について調べてみました。

厄年に女の子を産むと捨て子に!?その理由は?

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「厄年に産まれた女の子は捨て子にする」というびっくりするような言い伝えですが、昔から日本全国各地でこのような風習が実際にあります。

これは、「厄年に産まれてきた子供は厄を背負って産まれてくる」と考えられてきたからです。

親の厄がお腹の中で子に移り、子供が不幸になると捉えられているのですね。

この厄が続かないようにする為に厄払いが必要になりますが、この厄払いが「捨て子」と呼ばれる儀式です。

みりぃママ
みりぃママ
子どもを捨てちゃうの?!

と心配になりましたが、あくまで儀式だったのですね。

実際に子供を捨てるわけではないようです。

捨て子のやり方をご紹介します。

1 神社に赤ちゃんを置く(預ける)
2 母親は赤ちゃんを置いたまま、振り返らないようにしてそのまま帰宅する
3 事前に打ち合わせていた人に赤ちゃんを拾ってもらい、家に持ち帰って
もらう
4 翌日母親が赤ちゃんを迎えに行く

地域によってやり方は多少異なるようですが、概ねこのようなやり方で行っているそうです。

「捨て子」は自分の親戚一同と厄の縁を切ることが目的なので、この時拾ってもらうのは、友人など血縁関係の無い方に頼むそうですよ。

厄年に平和な暮らしを願って行う通常の「厄払い」と同じく、子どもの幸せを願って行うものなので、子供と離れる寂しさよりも、これからの子どもの幸せを優先させて行われています。

厄年に出産するのは良くないの?

先ほど「厄年に産まれてきた子供は厄を背負って産まれてくる」という話をしましたが、この説は特に女の子に対してのものだそうです。

逆に男の子が厄年に産まれた場合は、「親の厄を落として生まれてきてくれた」と考えられています。

女の子だけ厄を背負うなんてなんとも不公平な話…と思いますが、男女関係なく「厄年の出産は厄落としになる」という説もあるので安心してください。

あくまでも全て言い伝えで、はっきりした根拠はありません。

自分や親せきを含めた家族が、厄年に対する出産に対してどのように考えるかということが一番大きく関係してくるようですね。

ただ、厄年というのは、そもそも女性の身体や体調が変化しやすい年齢に設定されています。

その為、厄年は「不幸が降りかかる年」ではなく、そもそも「病気や怪我をしやすい年齢」という考え方もあります。

つまり、「厄年は身体が変化する年だから、身体に負担のかかる出産に関しても十分身体を労わって望むように」という意味を込めて、厄年の出産は避けた方が良いと言い伝えられてきたと考えることもできますね。

まとめ

今回は厄年の出産についてお伝えしてきました。

厄年に産まれた子どもに対しては、昔から様々な説があり、何を信じていいのか不安になってしまいますよね。

実際、妊娠、出産は自分でコントロールできない部分が大きいですし、それだけで心や身体に負担が掛かってしまうものです。

中には厄年に出産しない方がいいのではと思い悩んでしまう人もいるかもしれませんが、あくまで言い伝え!と割り切って、産まれてきた子どもを幸せにしよう!と前向きに捉えることが一番の厄払いになるかもしれませんよ。
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