お金の不安は常につきまといますよね。
生活費
住宅ローン
車
保険
子どもの学費
など予測できるお金もあれば、突然の出費もあります。
それに老後の資金も…となればそりゃ不安になるのも無理はありません。
粛々と働いて節約して貯金をすればなんとかなるかもしれません。
ですが、できれば老後のために我慢するより、今を楽しみながらお金を貯めたくありませんか?
お金を貯める=節約するだけが正解ではありません。
収入源を増やす
投資にまわす
という考えが主婦の間でも主流になってきています。
しかし投資ときくとリスクが怖くて1歩踏み出すにはかなりの勇気がいります。
そこで主婦であっても低リスクでできる積立NISAについて徹底解説していきます!
こんな方に見てもらいたい記事になっています。
・積立NISAって何?
・主婦でもできるの?
・リスクが怖すぎて踏み出せない
・やってみたいけどお金がない
スポンサーリンク
Contents
積立NISAとは
つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした「少額投資非課税制度」のことで、開始から20年間非課税で積立ができます(本来なら約20%の税金がかかるのでとてもお得な制度)。
対象は日本国内に居住していて口座を開設する年の1月1日に満20歳以上である人。
つみたてNISAでは年間40万円という上限が決められています。
枠いっぱいまで積立した場合、
40万円/年×20年=合計800万円
の投資元本を積上げることができます。
非課税期間が非常に長いので、すぐに利益を出すのではなく、長期の資産づくりを目指す方におすすめの制度です。
なぜこのような制度が作られたのかというと、一般の人でも安定して長期にわたり分散、積立投資をし、資産を形成できるようにしようと考えられたからです。
投資したことがない人を意識した制度なので、初心者にも分かりやすいです。
スポンサーリンク
積立NISAはパート、専業主婦でも始められるのか
何十年も前は銀行に預金するだけでお金が増えていましたが、もうそんな時代は終わりました。
(銀行預金したって利息は数十円〜数百円程度)
そこで投資に目が向けられるようになったのですが、投資と聞くと躊躇してしまいませんか?
・投資に回せるほどのお金がない
・上手く運用できなくて借金を抱えることになったらどうしよう
・何を買えば良いかわからない
このような理由で敬遠されがちですが、
積立NISAは専業主婦であっても、知識がなくてお金にそれほど余裕がない人でもできるような仕組みになっています。
例えば、
投資金額は最低100円から始める事ができます(金融機関により異なる)。
100円投資を続けるもよし、途中で額を増やすもよし!
楽天証券で開設した場合は楽天ポイントで運用することも可能です。
これならお小遣いの範囲で無理なくスタートする事もできますよね。
また途中解約できるので、お金が必要になったタイミングで換金できるという点も安心です。
積立nisa口座開設は難しい手続きはなくネットで申し込み、口座開設、積立開始までができるという手軽さがあります。
(金融機関によっては対面で手続きすることもできます。)
つみたてNISAで購入できる金融商品は、すべて金融庁による一定の基準をクリアした投資信託・ETF(上場投資信託)です。
初心者に不向きなものや積立投資に適さないものは最初から除かれているので、投資初心者でも投資先を選びやすくなっています
(ただしそれらの金融商品が絶対に値上がりする!と保証されている訳ではありません)。
一定の基準をクリアしたものと書きましたが、
公募株式投資信託の場合具体的には以下の条件をクリアしています。
販売手数料が高くない
信託報酬は一定水準以下
信託契約期間が短くない
分配頻度が毎月でない
複雑な商品設計がされていない
積立NISAの対象商品一覧は金融庁のWEBページで公開されています。
積立NISSは最大20年間、非課税で運用できます。
長期積立投資になればなるほど、取得コストが平均化され利益が出やすいことが確認されていますので、少額でもコツコツ貯めていくことが大切とされています。
次からはメリット、デメリットについて解説していきます!
スポンサーリンク
積立NISAのメリット
初心者でも分かりやすい
投資したことがない人でも安定的に資産を形成できるよう意識された制度なので、投資の第一歩としてはじめるにはちょうど良いものになります。
積立NISAの対象となっている投資信託はノーロード(=販売手数料ゼロ)、信託報酬は一定水準以下とあらかじめ厳選されますものの中から選ぶことができます。
手数料が高いものはあらかじめ省かれているので一般的な投資信託選びほど神経質にならなくても大丈夫です。
信託報酬とは・・・運用会社等に対して「報酬」として支払う運用手数料のことをいいます。この費用は投資信託を持っている間払い続けなければなりません。
信託報酬(運用管理費)は0.5〜2%が一般的ですが0.5%か2%かでは大きな違いがあります。
例えば、
投資額が100万円の場合
①信託報酬が0.5%の時
100万円×0.5%=5000円
信託報酬を差し引くと元手99万5000円
②信託報酬が1.5%の時
100万円×1.5%=15000円
信託報酬を差し引くと元手98万5000円
投資期間が長期になると当然手数料を支払う期間も長期になります。
購入する際は手数料がどれくらいかかるのかも考えて購入する必要があります。
運用益が非課税
投資で利益を得た場合、利益に対して通常20.315%の税金がかかりますが、積立NISAの場合はこれがゼロになります。
運用して10万円の利益が出たとします。
投資信託の場合、約20%の税金がひかれます。
10万円×20%=約2万円の税金を支払う。
手元に残るのは8万円程度となります。
つみたてNISAを活用した場合、この税金を支払う必要がないので10万円をそのまま受け取ることができます。
10万円でもこれほどの差が生まれるので、運用額が大きくなればなるほど非課税の恩恵を受けることになります。
つみたてNISAを活用すれば、最長20年間非課税で投資できます。
なので本来差引かれるはずであった税金分も、まとめて運用に回すことができるのです。
少額で長期にわたり投資ができる
口座開設手数料も口座管理手数料も無料です。
証券会社によりますが、毎月積立てる金額は100円と少額からできます。
ただし100円からできる金融機関は限られているので、口座開設前に調べておきましょう。
投資と聞くと専業主婦からはかけ離れた物に思えますが、お小遣い程度から始めることができるので無理のない金額で投資を学ぶことができます。
「積立NISA」は非課税期間が最長20年と長いです。
たった1年間保有して我慢できず途中で売却するとなると結果次第で損失が出てしまいます。
コツコツと取り組み途中で止めない事、株式や債券などに分散させて投資する事が損失を軽減させることに繋がります。
いつでも資産を換金できる
つみたてNISAでは好きなタイミングで自由に換金できます。
子供の学費や急な出費が必要になった時に、気軽に換金できるのは主婦にとってはかなりの安心ポイントになります。
年齢上限がなく投資できる
20歳以上であればつみたてNISAを利用することができます。
【つみたてNISA】と並んでよく紹介される【iDeCo】の場合、積立できる年齢は60歳までです。なので年齢によっては積立期間がかなり短くなってしまいます。
対してつみたてNISAは年齢上限がないので50歳だから始めるには遅すぎるなんてことはなく、いつ始めても長期投資が可能となります。
ほったらかしで資産形成できる
投資と聞くと、常に世の動向を把握してパソコンにはりついていないといけない!なんて思っていませんか?
つみたてNISAではそこまで難しく考えなくても大丈夫で、一度始めてしまえば売却するまで特に何もする必要がありません。
つみたてNISAは長期投資が基本なので、むしろ常に変動を気にして一喜一憂してしまうと身がもちません。
仕事が忙しい、育児が大変、面倒くさがりで飽きっぽい人にこそ向いている資産形成であります。
積立NISAのデメリット
元本割れの可能性がある
元本割れとは・・・債券や投資信託などの価格が、投資金額を下回ること。
つみたてNISAでは、金融庁が一定の水準を満たした投資信託やETFから購入するものを決めます。
ですが金融庁が厳選したものだからといって、必ず利益がでます!と「元本保証」をしている訳ではありません。
常に元本は変動しますから、運用中に元本割れする可能性があることは覚えておいてください。
投資信託の商品数が少ない
つみたてNISAで購入できるのは、金融庁の厳しい条件をクリアした投資信託・ETFのみです。
投資したい!と思っているものがあってもその投資信託がつみたてNISAの対象でない場合は、つみたてNISAで購入することはできません。
投資信託は世に6,000本以上存在します。
しかしNISAで対象となる商品は現時点で160本程です。
インデックス投信:142本
アクティブ投信:18本
ETF:3本
※2019年時点の商品数
圧倒的に取り扱いが少ないのでデメリットとしてあげていますが、逆に言うと初心者にとっては初めから絞ってくれているので選びやすいというメリットにもなります。
非課税枠は翌年以降持越せない
つみたてNISAでは使わなかった非課税枠を次の年に持越すことができません。
例えば、
2019年に毎月1万円ずつ積立して年間12万円になったとします。
年間40万円使える枠があるので、その40万から12万を差し引いた28万円の枠が残りました。
この28万円は翌年に持ち越すことができないので、2020年も年間40万円の非課税額は変わりません。
非課税枠を余すことなく使いたい場合、一時的に増額設定を行うことができます。
例えば2020年の積立予定額が30万円になっている場合、10万円を増額することで満額積み立てることができます。
ロールオーバーできない
ロールオーバーとは?
非課税期間が終了した場合、NISA口座で保有している投資商品を翌年の非課税投資枠に移行すること。
一般NISAの場合、5年間の非課税期間が満了しても翌年のNISA非課税投資枠へ移すことで、さらに5年間非課税で保有することができます。
ですがつみたてNISAの仕組みでは、年間投資枠40万円を非課税期間の20年間で運用することとなっています。
20年間の非課税期間を終了したものは、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に払い出されます。まだまだ先の話になりますがこの仕組みも覚えておいてくださいね。
損益通算できない
つみたてNISAの損失は損益通算の対象外となります。
損益通算とは、複数の証券口座で投資を行っている場合、各口座で発生した年間の利益と損失を合算して税負担を軽減する方法のことです。
複数の金融機関で取引をしていた場合の例
という具合に、利益と損失の両方が出ることがあります。
損失が出た場合は利益から差引いたトータルの利益から税金を計算するのでこの例では
20万円から10万円を引いた10万円がトータルの利益です。
損益通算することで、20万円の利益に税金がかかるのではなく、この10万円をもとに税金を計算するので、税金の負担を軽くできるのです。
B証券口座がつみたてNISA口座の場合、損益通算は不可能になります。よって、A証券口座の20万円の利益に対して税金が計算されてしまうのです。
積立NISA口座では利益がなかったとみなされる代わりに損もなかったとみなされてしまいます。
非課税メリのットがありますが、損失が出てしまったときは損益通算などのメリットを受けることができません。
所得控除の対象ではない
よくつみたてNISAとセットのように紹介されている「iDeCo」(イデコ:個人型確定拠出年金)。
iDeCoは節税しながら長期投資ができる制度で、積立てた金額は全額所得控除となり、所得税・住民税が軽減できます。
つみたてNISAは非課税になりますが、積立てた金額は所得控除の対象にはなりません。
ただiDeCoとつみたてNISAは条件など細かく見ていくと違う点が多々あるので、一概にどちらが良い悪いとは言えません。
積立NISAはこんな人におすすめまとめ
・投資初心者の人
・投資経験の少ない人
・初心者向きな投資を探している
・何を選んで購入したら良いのか分からない
・ほったらかしで資産形成したい
・少額でもできる投資を始めたい
・毎月コツコツ積立をしたい
・利益に対する税金をカットしたい
・途中解約、換金できるところで投資したい
つみたてNISAは初心者でも分かりやすい仕組みになっています。
投資経験が無くても、焦らずコツコツ続けられる方にとても向いている商品です。
・価格変動するたびハラハラして不安に陥る
・株や債券は自分で選んだものに投資したい
・株で大儲けしたい
と思っている方にとっては不向きな商品です。
スポンサーリンク
楽天証券で口座開設
ネット証券か銀行で口座開設するか、迷う方もいると思いますが、個人的にはネット証券がおすすめです。
銀行で開設するメリットといえば対面販売であることです。
対面だと直接質問もできるので不安な方はそちらで口座開設すると良いですが、それ以外のメリットは特にありません。
ネット証券の場合は非対面ですが、100円から投資がスタートできるので、初心者・主婦で
お試し感覚で気軽にやってみようかな!
という方に向いています。
私は楽天証券で開設しましたが、楽天証券を選んだ理由は以下の通りです。
\おすすめポイント/
・取り扱い商品数100本以上
・100円から積み立てOK
・楽天カード決済の場合、積立金額に応じて楽天ポイント獲得可能
・楽天ポイントでつみたてNISAが購入可能
・楽天銀行との口座連携「マネーブリッジ」に申し込み「ハッピープログラム」に申請すると毎月ポイントがもらえる
という点があげられます。
ポイントが貯まる&使えるという最大のメリットを活かして積立NISAデビューしましょう!
\口座開設・管理費無料/
スポンサーリンク