寒い冬に食べたくなるものといえば、あつあつのおでんですよね。
ホクホクの大根に、煮卵、ぷるぷるのこんにゃく、どの具材も味が染みてたまらない美味しさです。
最近ではコンビニでも手軽におでんを買うことができますが、やっぱりお家で食べるおでんが一番!と思っている方も多いのではないでしょうか?
ただ、おでんは意外と手間と時間が掛かる料理です。
特に大根に中までしっかり味を染み込ませるには、かなりの時間が掛かってしまいます。
そんな手間と時間が掛かるおでんですが、事前に大根を冷凍させておくことで味が染み込みやすくなるということをご存知でしたか?
この方法を使えば、おでんを煮込む時間を大幅に短縮できるのです!
今回は、大根を冷凍させておく方法や、大量に作って残ってしまったおでんの上手な保存方法についてご紹介します。
大根を冷凍する理由は?保存方法は?
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大根には食物繊維が多く含まれていますが、実はこの繊維のせいで味が染みこみづらくなっています。
冷凍することで大根の繊維が壊れ、煮た時に中まで味が染み込み易くなります。
もちろん買ってきた大根をそのまま冷凍庫に入れてしまうのはNGです。
大根を冷凍保存する方法をご紹介します。
1. 大根をよく洗い、葉の部分を切る
2. 皮を3~4mmくらい厚めにむく
3. 3cm幅の輪切りにする
4. 一つずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ入れる
5. 時間ほど冷凍させれば、冷凍大根の完成です。
その後は半解凍させた大根を、他の具材を煮込むときに一緒に入れてしまえば短時間で味が染みます。
完全に解凍させてしまうと、水分が全て出てしまいべちゃっとした食感になってしまうので、解凍しすぎないようにご注意くださいね。
そして、このように冷凍保存した大根は、冷凍庫の中で約1か月ほど保存できますよ。
これはおでん用の大根の保存期間の目安ですが、さらに小さく切った場合は、空気に触れる面が増えて劣化が早くなるので、保存期間は短くなるということを覚えておいてくださいね。
おでんが残った!冷凍保存しても大丈夫?
おでんをお家で作るとき、一気に多くの量を作るので、余ってしまうことが多いですよね。
思いつく保存方法といえば、常温保存、冷蔵保存、冷凍保存の3種類ですが、やり方に気をつければどの保存方法でも保存が可能です!
それぞれの上手な保存方法をご紹介します。
1 常温保存する場合
暑い時期はそもそも常温保存はおすすめできませんが、寒い時期でも空調で部屋が暖かくなっているので注意が必要です。
常温保存したおでんの賞味期限は、
室温が5℃以上の場合…約1日~2日
室温が5℃以下の場合…約2日~3日
このくらいが目安です。
この期間で常温保存をした場合でも、細菌は増え続けてしまうので、1日に1回以上、1分以上火にかけて殺菌する作業が必要です。
2 冷蔵保存する場合
冷蔵保存するときは、粗熱を取ったおでん鍋をそのまま冷蔵庫に入れて保存しましょう。
鍋ごと入らない場合は、タッパーなどの保存容器に汁と具材を分けて保管して下さいね。
こうすることで具材に汁が染み込みすぎるのを防ぐことができますよ。
冷蔵保存した場合の賞味期限は、
火に一切掛けない場合…約3日
1日1回以上1分以上加熱した場合…約7日
このように、常温保存の場合よりかなり保存期間が延びますね。
3 冷凍保存する場合
実は、おでんの主役の大根、卵、こんにゃくは、冷凍保存すると食感が変わって美味しくなくなってしまうので、冷凍保存はオススメ
できません。
これらの食材を抜いてから、汁と具材を分けて保存しましょう。
汁は一度こしてからタッパーなどに入れて冷凍保存すると、綺麗な色のまま保存できます。
具材は、それぞれが重ならないようにフリーザーバッグなどに入れて保存してください。
この保存方法で、約30日間保存できるようになります。
食べるときは、事前に冷蔵庫で解凍させてから火にかけると、美味しく食べられますよ。
以上、3パターンの保存方法についてご紹介しましたが、それぞれ手間や保存期間などが変わってくるので、ご家庭に合った保存方法を試してみてくださいね。
まとめ
おでんを作るときにぐっと時短になる、大根の冷凍保存方法や、余ってしまったおでんの上手な保存方法についてご紹介しました。
時間が掛かるし、作っても余ってしまっていたおでんが、より作りやすくなったのではないでしょうか。
ご紹介した方法で、家族みんなで美味しいおでんを囲んでくださいね。
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