クリスマスシーズン。おうちにもクリスマスアイテムを取り入れてかわいく飾り付けている方も多いですよね。
クリスマスツリーもいいけど、場所を取らず気軽に飾れるクリスマスリースを飾っているご家庭も多いのではないでしょうか。
リースといえばクリスマスのイメージですが、飾り付けるものを変えて一年中楽しんでいる方もいらっしゃいます。
最近では、結婚式でもウェディングブーケの代わりにウェディングリースを持つオシャレな花嫁さんたちも増えてきているんですよ。
こんなに身近な存在になっているリースですが、リースってそもそも何のための飾りなの?と聞かれると意外と答えが出ないもの。
そんな気軽に楽しめるリースについて調べてみました♪
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リースとは?
リースは英語で「wreath」といい、「花輪、花冠、輪っか状のもの」を指す言葉です。
リースといえばクリスマスリースをイメージする方が多いと思いますが、ひいらぎの葉や赤い実を使って飾り付けられた、緑色の輪っかの飾りのことです。
飾りにも色々あり、松ぼっくりやりんごが使われているものもありますね。
発祥は諸説ありますが、一番古いリースは古代ローマ時代に作られ、お祭りごとや結婚式など、特別な行事の際の装飾として使われていたと言われています。
それ以外にも権威の象徴として男性が被ったり、お葬式の際に棺桶に飾られるなど、色々な場面で使われていました。
その後、ローマ帝国がキリスト教を国教としたことで、古代ローマに元々あったリースを飾る文化とキリスト教のクリスマスが混ざり、クリスマスにリースを飾るという風習が広まったと考えられています。
これが現代まで伝わり、今のリースの形になりました。
元々の発祥をたどれば、クリスマスリースだけでなく、季節に合わせて飾りを変えて一年中装飾として楽しむのも、
結婚式でウェディングブーケの代わりに使うのも、不思議ではないですね。
リースを飾る意味は?
では、リースを飾る意味は何なのでしょうか?
実はリースには、「生命や幸福がいつまでも続きますように」という願いが込められています。
輪っかの形をしているのは、「永遠に」という思いからだったのですね。
そして、飾り付けるものや色にも一つ一つ意味があるんです。
・リースの緑色・・・農作物の豊作、永遠の命
・ひいらぎの実の赤色・・・農作物を育てる太陽
・ボールやリボンの白色・・・純粋な心
・星の金色や銀色・・・富や豊かさ
・尖った葉、リボン、ベル・・・魔除け
・松ぼっくり、りんご・・・農作物の豊作(収穫物や神への奉納品の象徴)
また、あまり知られていませんが、リースの中でもクリスマスリースには実は飾っておく正式な期間が決められています。
正式な期間は、クリスマス4回前の日曜日から翌年の1月6日までです。
クリスマス前に飾るリースは「アドベントクランツ」と言って、リースの中にロウソクが4本立てられています。
そして、毎週日曜日に1本ずつ火をつけていき、クリスマスの訪れを楽しみに待つそうですよ。
そして1月6日はキリストの誕生を祝した記念日に設定されているので、その日を境にクリスマスリースを片付けるのだそうです。
日本ではまだまだ知られていないイベントですが、クリスマスの訪れがもっと楽しみになりそうで素敵ですよね。
まとめ
リースについて調べてみましたが、幸せが続きますようにという願いが込められていたり、魔除けの意味があったりと、素敵な意味があることがわかりましたね。
飾る意味や風習がわかると、クリスマスリースを準備するのがもっと楽しみになったのではないでしょうか。
今まで飾っていなかった方も、これを機に素敵なリースを飾ってみてくださいね。
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