正しい持ち方は昔母親に教わったけど…本当に大丈夫かな?と不安になっているあなた。
「お箸」を使う際には気を付けなければならない所作がたくさんあり、周りには気づかれずにいるけど、いろいろなマナー違反をやっている可能性があります。
これからいろいろな場所で「お箸」を使う機会があるでしょう。
ここで一度どんなことに気を付けなければいけないのか・・一度見ておくことにしましょう!
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箸の起源・歴史、いつから使われているの?
ではお箸はいつ頃から使われ始めたのでしょうか?
もとは中国で始まったと言われています。
小野妹子が飛鳥時代に遣隋使で隋に渡った際、中国の様々な文化を見てきて報告しなさいと聖徳太子に命じられたのですが、そこで麺のようなものを「お箸」を使って食べている中国の人々の生活に驚き、思わずお箸を買って持ちかえり、聖徳太子に報告したとのことです。
確かに日本は中国に比べ遅れていました。
弥生時代には竹を細くし半分に折ったトングのようなものや器は出土されていますが、箸を使っていた形跡はなく、手づかみで食べていたようです。
「古事記」や「日本書記」ではお箸の存在のことに触れていますが、実際使っていたのは上層階級の祭祀の際のみで、本来はまだ使っていなかったと考えられています。
では実際に一般的に使い始めたのはいつ頃なんでしょうか?
聖徳太子が小野妹子から報告を受けた後、朝廷での食事に「お箸」を使い始め、その後庶民に広まっていったといわれています。
意外と昔から「お箸」という存在はあったのですね。
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絶対にしてはいけないマナー違反19選!
「お箸」は今でこそ海外の方々にも浸透し始め、テレビでもその光景をよく見かけるようになりました。
皆さん、お箸の持ち方はとても上手で下手をすれば日本人より上手かも・・・(ちなみに私は上手に持てません^^;)
ではここまで浸透してきた「お箸」という文化ですが、今ではたくさんのマナーがあり、あれもこれも禁止されています。
たぶん「いやぁ日本人でも知らなかった~」というものも出てくると思いますので、どんなものがあるのか見てみましょう。
迷い箸
これはよく小さい頃、おばあちゃんとかに怒られるマナーですよね。
「どれから食べようかな~」と箸を持ったまま、お料理の上で行き来して迷うこと。とても見苦しいです。
握り箸
お箸を揃えて、片手で握り持つこと。それでもう片方の手で器を持つのもいけません。
クロス箸
お箸をうまく持てないことにより、クロスさせて持つこと。
人から見ると見苦しいですし、食べ物によってはつまみにくいでしょう。
立て箸
ご飯をよそった上に箸を突き刺すこと。
故人の食事となる仏式の行為なので縁起が悪いと思われてしまいます。
寄せ箸
言葉の通り、器が自分から遠くにある時に、器を寄せる時に箸を使って自分の方へ寄せる動き。意外と見られる行為です。
指差し箸
食事の際、箸を使って相手を指すこと。意外と知らないうちにやりそうな気が・・。
ほじり箸
器の底の方から、食べ物をほじくりだして食べること。盛り付けたものはそのままいくのがいいでしょう。
移り箸
一度料理を取りかけたのに、やめて別の料理に箸をつけはじめること。
掻き箸
料理をかき回すことではなく、料理をお茶碗のふちに口をあてて掻き込むこと。男性がよくやるような気がします。
直箸
鍋料理でよく見られる光景で、取り箸で取らず、自分のお箸で取り分けてしまうこと。
これはとても嫌がる人が多いでしょう。
刺し箸
これも言葉の通り、お料理をお箸でずぶっと刺して食べる方法。
これは美しくないですよね。この場合は、一口大に切って普通に箸を使って食べるといいでしょう。
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横箸
お箸を揃えてスプーンのようにすくう
涙箸
食べ物を箸から垂らしながら食べる
ねぶり箸
箸をなめる
押し込み箸
食べ物を口に押し込む
拝み箸
箸を持ったまま、いただきますと手を合わせる
叩き箸
箸でお茶碗を叩く
移し箸
お箸とお箸で食べ物の受け渡しをする
葬儀の時、火葬した後にお骨を骨壺に入れるときの作法が、箸と箸で受け渡しをすることから縁起が悪いと言われています。
渡し箸
食事の最中に箸を茶碗の上に橋のように置く
まとめ
だいたいのことは知っていると思っていても意外と知らないこと、ありませんでしたか?
社会人になると就職し、お客様とお食事に行ったり、社内先輩や上司の方々との会食もあり、いろいろな人と食事する機会
が増えます。
そんな時にマナーを振りかざすのではなく自然に対応できれば、「大人」として魅力的だと思います。
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