大人になると、頭をよぎるのが「厄年」。
厄年って、とにかく大なり小なり悪いことが次々起こるイメージですよね。
特に女性の30代は、半分以上が厄年とされているので、自分の身にも何か悪いことが起きるのではないかとひやひやしてしまいます。
できれば何事も無く生きていきたいものだし、「厄払い」やっておいた方がいいかなと思っている方もおおいはず。
でも、なんとなくで「やっておくか…」という気持ちになりがちな厄払い、本当に必要なの?と疑問に思いませんか?
今回は、厄年に行う厄払いの意味や、本当にやっておくべきなのかということについて調べてみました。
女性の厄年っていつ?
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そもそもご自身の厄年がいつなのか皆さんご存知ですか?
厄年には、「本厄」と前後の「前厄」、「後厄」の3年間があり、女性の本厄は19歳、33歳、37歳、61歳です。
さらに、その内33歳は最も災いが降りかかりやすいとされる「大厄」となっています。
最初にお伝えしたように、女性の30代は半分以上が厄年です…。
一般的にこの時の年齢は、満年齢ではなく、生まれた年を1歳として考える「数え年」を使います。
厄払いはなぜするの?
厄という漢字には、「災い」や「苦しみ」という意味があり、皆さんのイメージ通り厄年は、「災いや不幸が降りかかりやすい年」と
言われています。
そして、不幸がふりかからないように神社やお寺で厄年の人に対して祈願祈祷を行うようになったのが、「厄払い」の始まりです。
「厄」という自分の力ではどうすることもできないものに抗う為に、神仏の力を借りるというわけですね。
厄払いの方法は?しなくても良い?
厄払いは、現代でも神社やお寺で依頼すればやってもらえます。
事前に予約が必要な場所もあるようなので、希望の日にちがあれば一度問い合わせてみると良いですね。
祈祷していただく際、神社なら「初穂料」、お寺なら「御布施」として3000~10000円を包むのが一般的です。
厄年の年始など、一年の早い時期に行うのが良いという説もありますが、年始は神社が込みますし、必ずしもこの時期に行かないといけないということはありません。
また、前厄、後厄を含めると3年間いかなくてはならないの?と思ってしまいますが、本厄のみ厄払いをする方と、3年間行う方と、様々なようです。
ここまで、厄払いの意味と方法についてご紹介してきましたが、実は厄年の解釈は諸説あり、必ずしも不運な年というだけではなさそうです。
その一つが、「厄年は役年である」という説です。
昔は、神社で行われる神事などに携わる年齢を「役に就く年」としており、前後合わせて3年間を、神様に仕える大切な期間として、怪我や病気をせず気をつけて過ごすという習わしがありました。
これが現代まで伝わる中で、「けがや病気をしないように過ごす」=「けがや病気をしやすい年」という意味合いで伝わり、現代の厄年の考え方になったという説です。
また、厄年の年齢を考えてみると、女性の身体に変化が起こりやすい年と重なります。
その分、怪我や病気に気をつけて過ごすようにという意味合いを込めて厄年としてその年齢が設定されたという説もあります。
これらの説を考えてみると、必ずしも厄年は「災いや不幸が訪れる年」とは言えない気もしてきましたね。
厄払い自体も、必ずやらなければならないとされているものではありません。
厄払いをする人の中にも「自分自身を安心させるもの」であったり、「気を引き締めて生活する為のきっかけ」と捉えている方も多いようですよ。
厄年に厄払いが必要かどうかは、自分の気持ち次第で決めてよいということなんですね。
まとめ
今回は厄年の厄払いについて、必ずしもやらなくても大丈夫!というお話をしてきました。
私の周りでもすでに厄年を過ごした人はたくさんいますが、何もしなくても無事に過ごせたという人がほとんどでしたよ。
それでも、あくまで厄年をどのように捉えるかは自分の気持ち次第なので、厄年がやっぱり怖い!という方は、安心して厄年を過ごすためにも、厄払いを受けましょう!
ただ、厄払いを受けたからといって安心しきるのではなく、自分でも怪我や病気に気をつけながら毎日を過ごしましょうね。
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