お米を研がずに炊くことができる無洗米。
冬の寒い時期にお米を洗わずに済むのは助かりますし、時短にもなって一石二鳥!とは言え、無洗米にすることで栄養価が落ちたりはしないのか?調べてみました。
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無洗米と白米の違いは?
秋に実って収穫されたお米。
籾を取ると玄米になります。
玄米についている茶色いヌカをとって精米したものが白米です。
その白米の表面には「肌ヌカ」と呼ばれる白いヌカがまだついています。
無洗米はさらに工場で洗ったり磨いたりして肌ヌカを除いた状態で出荷されます。
白米を自宅で洗う必要があったのはこの肌ヌカを取る必要があったからなんですね。
ちなみに、この肌ヌカはついたままだと、ヌカ臭くなって炊いたご飯が不味くなってしまいます。
無洗米は栄養が落ちるって本当?
無洗米は、白米にくっついている不要な肌ヌカを取っただけのものなので、栄養価が落ちる事はありません。
むしろ、洗わないことによって、お米の持つ水溶性のビタミンである、ビタミンB1やナイアシンなどが溶けださずに済むので、白米に比べて栄養価が高いんです。
とは言え、1日に必要なビタミン摂取量から考えると誤差の範囲です。
無洗米を美味しく炊くコツ
無洗米を美味しく炊くコツは、無洗米用の計量カップをしっかり使う事。
無洗米は白米に比べ、肌ヌカがない分、同じ1合でも量が多く入ってしまいます。
白米と同じつもりで、炊くとお米が多いので水分が足らずにぼぞぼぞになってしまいます。
最近の炊飯器は、無洗米用の水量の線が入っているものが多いので、その場合は、付属の計量カップを使って無洗米を計量しても、指示通りの水量にすれば美味しく炊きあがるので大丈夫です。
ちなみに、白米だと研ぎ方によっては、肌ヌカが残ったままだったり、力強く研いでしまってお米の粒が割れたりして、洗い方によって炊きあがりの美味しさに差ができてしまいますが、無洗米は洗う必要がないため、普段家事をしない人が炊いても美味しく炊くことができるのも無洗米を使うメリットの一つですね。
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無洗米を洗うとどうなるの?
無洗米なので、本来は洗う必要はないのですが、家庭で保存している際に小さなごみや埃が入ってしまうこともあるので、軽く1回水に通すぐらいの気持ちで洗ってください。
そうすると、お米にも水分がいきわたるので炊きあがりもおいしくなります。
この時、水が白く濁って見えるので、やっぱりしっかり洗わないとダメなのかな?
と気になりますが、これは表面のでんぷんが溶けて濁っているだけなのでぐっとこらえて、軽く1回洗うだけで大丈夫。
水が透明になるまで洗ってしまうと、美味しさも一緒に流してしまうことになるので注意してくださいね。
まとめ
無洗米は栄養も美味しさも白米と一緒。
洗わずに済む時短アイテムです。
無洗米は不要な肌ヌカをあらかじめ取ってくれているだけなので、栄養価も美味しさも白米と変わりません。
同じ重さでも無洗米の方が少し高いのは、肌ヌカを取った分たくさんお米が入るから。
食べられる量が増えた分少し値段が上がっているだけなので、単価としては同じなんです。
洗う手間がなくなった分、時短にもなるので、積極的に利用したいですね。
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