夏の暑さもさながら、涼しい季節がやってきました。
寒くなってくると、セーターが活躍しますね♪
着ると暖かくて便利なセーターですが、セーターを着ている人なら、一度は経験したことある悩みがあるんじゃないでしょうか?
「洗濯したら縮んで着れなくなってしまった…」
「縮んでしまったけど、直す方法ってないの?」
そんなセーターに関する悩みを、まとめてみました!
セーターの縮みはなぜ起こる?その原因は?
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セーターはなぜ縮んでしまうのか…
その原因は、セーターの生地にありました。
セーターは「ウール」でできています。
ウール素材は水に弱く、洗濯してしまうと縮んでしまいます。
ウールの繊維を顕微鏡などで見てみると、
「スケール」と呼ばれる、魚のうろこのようなものがみえます。
人の髪の毛と同じように、乾燥していると水分を逃がさないようにキューティクルを閉じようとします。
そして、湿気があるときはキューティクルを開いて水分を取り込みます。
水分を含んだスケールが絡み合ってしまうことで、セーターの繊維がギュッと縮んでしまいます。
そして、水分を含んだ繊維は擦れてしまうと、硬くなってしまい、フェルトのように縮んでしまいます…
縮んでしまうこの現象を「フェルト収縮」といい、ウール素材最大の欠点といわれています。
ドライクリーニングは縮まない?

水を使わずに有機溶剤で洗うのが、ドライクリーニングです。
有機溶剤は水ではないので、ウール繊維のスケールが開きにくくフェルト収縮がおきません。
なので、ドライクリーニングではウール生地を縮めてしまう心配がありません♪
縮んだセーターの修復方法
縮んでしまったセーター、もう着れないと思っていませんか?
直らないと思っていませんか?
いいえ、ちゃんと直るんです!
何度も書いていますが、セーターはウール生地でできています。
ウールに限らず、動物の毛は人間の髪の毛と構造が非常に似ています。
髪の毛が傷んだ時、どうしますか?
…
そう、トリートメントです!
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傷んだ髪の毛を修復してくれるトリートメントには、ウール繊維を優しく包んで、繊維が伸びやすくなる効果を与えてくれます♪
修復方法 手順
1.少量のトリートメントをぬるま湯に溶かす。
2.縮んだセーターをトリートメントを溶かしたぬるま湯に入れ、縮んだ部分を少しづつ
引っ張って伸ばしていく。
3.きれいに伸ばしたら、30分くらい置いておく。
4.30分経ったら、軽く絞って水気をきる。
5.タオルで包んで、水気をしっかりとる。
6.干すときは、形をしっかり整えてから日陰で干す。
まとめ
これから寒くなる季節、セーターを着る機会が増えると思います。
うっかり洗濯して縮んでしまった…
ショックですよね。
うっかり縮めてしまっても、
修復方法を覚えておけばまた着ることができますね♪
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