結婚式に初めて呼ばれたとき、準備するものが多くてびっくりしますよね。
フォーマルドレスにシューズにバッグ、そしてお祝儀袋…これで準備万端!かと思いきや、意外と忘れがちなのがお祝儀袋を包む為の布、「袱紗(ふくさ)」です。
結婚式場に行ってみたら、友人も含めて周りがみんなきちんと袱紗に包んでいて、
と不安になった方もいるのではないでしょうか。
そもそも袱紗って必要なの?
どこで準備したらいいの?
と悩んでしまっていませんか?
今回は、袱紗について色々と調べてみました。
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ご祝儀包む袱紗がないのはマナー違反?絶対に必要なの?
すでにお祝儀袋にお祝いを入れているんだから、そのまま渡しても問題ないでしょう!と思いがちですが、実は結婚式の場でお祝儀袋を袱紗に包まないのは、マナー違反です。
袱紗に包む理由は
・お祝いの場で金品をむき出しのまま行わないため
・水引を汚さないため
とされています。
袱紗は元々、貴重品を収めている箱に塵や埃がかからないようにする為に掛けられていた風呂敷のことを指していました。
ですがその内、贈答品を持ち運ぶ際に汚れが付くのを防いだり、日よけの為の布を指すようになったそうです。
大切なお祝い品を綺麗なままお渡しする、という意味が込められているのですね。
知らなかった…では大変恥ずかしい思いをしてしまうことになるので、必ず準備しましょう。
袱紗の種類は?どこで買えるの?
袱紗はお祝儀を包むのに必ず必要、ということはわかりましたが、結婚式にはどの袱紗を使うのが良いのでしょうか?
結婚式に使える袱紗の種類
まず、袱紗には結婚式などお祝い事で使う慶事用と、お葬式などの場で使う弔事用があります。
結婚式に向いている袱紗は、暖色系や金色など、見た目に華やかなものです。
パールやビジューがあしらわれている物も、お祝いの場にぴったりですよ。
黒い袱紗もありますが、シンプルなデザインのものは弔事を連想させるので、結婚式の場には不向きです。
黒を選びたい場合は、華やかな装飾が施されているものを選んでください。
同じ寒色系でも、「紫」は高貴な色とされている為、慶弔両用できます。
初めての結婚式でどんな色やデザインを選んだらいいのか不安、という方は、紫のものを選べば間違いありませんね。
ふくさはどこで購入できる?
袱紗は、大型のデパートやフォーマルドレス売り場で売られています。
最近では、文房具売り場や雑貨などを扱っているバラエティショップにもあります。
100均でも売っているので、急ぎで必要な場合に便利ですね^ ^
お店でお祝儀袋を探せば、大体その近くで見つけることができますよ。
インターネットショップでも買うことができるので、近くにお店が無い方も安心ですね。
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結婚式以外でも使える?代用できるものはある?
袱紗は、弔事にも使えますし、出産祝いなど、結婚式以外のお祝いの場でも金品を包むときには必ず使えるので、一枚用意しておくと活躍します。
袱紗の発祥が「大切なものを包む」というところから始まっているので、バッグの中の大切なアクセサリーなどを包んで、汚れや破損から守ることにも使えますね。
また、「大切なものを包む布」ということから考えると、袱紗はハンカチでも十分代用できますよ。
もしも家を出た後に袱紗を忘れてしまったことに気付いたり、袱紗を準備する時間がなかったという場合には、布製の綺麗なハンカチでお祝儀袋を包んでも大丈夫です。
包み方よりも、お祝いを入れた大切なお祝儀袋を汚れから守っているということが重要なので、ハンカチからお祝儀袋を出しても十分マナーは守られますよ。
まとめ
昔からお祝いの品を綺麗なままお渡しする、という気持ちを込めて使われてきた袱紗。
日本人の相手を思う素敵な心を私たちも大切にしていきたいですよね。
今まで袱紗を使ったことが無かった方も、これを機に準備してみてはいかがでしょうか。
お祝いの気持ちがより伝わると思いますよ。
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