春になると和菓子屋さんのショーケースに並んでいるのを見てついつい買ってしまいたくなる桜餅。
桜餅には葉っぱが巻いてありますが、その葉っぱはどうしてますか?
食べますか?残しますか?
意外と迷う方も多いのではないのでしょうか。
また関東と関西で桜餅が違うのはご存知ですか?
そんな桜餅の疑問についてご説明しようと思います。
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桜餅の葉は何の葉っぱ?食べて大丈夫なの?
まず、桜餅に巻いてある葉っぱはなんの葉っぱなのか。
もちろん桜餅なので桜の葉っぱです。
種類は「大島桜(オオシマザクラ)」と言う種類が主流だそう。
オオシマザクラは伊豆半島南部地域に分布する桜の種類で、大きな葉っぱであり柔らかく、葉っぱに毛が生えていないのが特徴です。
では、この葉っぱはなんのためにあるかご存知でしょうか?
1、香り付けのため
桜餅の香りはお餅についているものではなく、お餅を包んでいるあの葉っぱからきているものなのです。
しかし、生の桜の葉っぱには香りはありません。塩漬けすることによってあの香りが出てきます。
お餅だけだと香りがないので、塩漬けの桜の葉っぱで包んで香りをつけています。
2、お餅の乾燥を防ぐため
どんなお餅もそうですが、お餅は乾燥すると固くなってしまいますよね。
桜の葉っぱでお餅を包むことによってお餅が乾燥するのを防いでいるのです。
以上のことを踏まえて、桜餅の葉っぱは食べるのか、食べないのか。
桜餅が葉っぱに包まれている理由が、香りと乾燥を防ぐとなると、食べないものと言うのが正解かと思いますが、そんなこともありません!
この葉っぱは塩漬けされているので、葉っぱ自体は塩味。
あんこやお餅の甘さを引き立ててくれる役割も果たしています。
スイカに塩をかけて食べるのと同じイメージですね。
じゃあ葉っぱも食べるのが正解なのかと言われると、それもそうとは言えないのです。
結局のところは食べる方の自由ということになります。
桜餅の葉っぱは食べてもいいし、食べなくてもいいものなのです。
ちなみに桜餅を販売しているお店によっても葉っぱを食べて欲しい派、剥がしてお餅だけ食べて欲しい派があるみたいです。
もちろん、ご自由にお召し上がりください、なお店もあるので、購入する際にお店の方に食べ方を聞くのも一つかもしれません。
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桜餅の種類が関東と関西で違うのはなぜ?
桜餅には2種類あることをご存知ですか?
関東の長命寺、関西の道明寺で種類が違います。
関東の長命寺
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桜餅自体の形はあんこがピンク色の皮で包まれています。
この皮は小麦粉が原材料になっています。
なぜこれが長命寺と言われるのか、理由は諸説あるのですが、長命寺と言うお寺で初めて作られたからと、この名前がつけられたようです。
中に入っているあんこにはこしあんが使われていることが多いです。
関西の道明寺
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こちらの桜餅はあんこがピンク色のお餅に包まれています。
このお餅は道明寺粉と言うもち米を蒸し、乾燥させて砕いたものをまた蒸して色付けしたものからできています。
中のあんこにはつぶあんが使われることが多いです。
関東では長命寺、関西では道明寺が桜餅として広まっていったのですね。
最近ではスーパーでも両方のタイプを見かけるようになりました。
ちなみに私は関西人ですが長命寺の方が好みです♡
まとめ
いかがでしたでしょうか。
葉っぱを食べるか食べないか問題は結構迷う方も多いと思いますが、あなたは食べる派でしたか?食べない派でしたか?
食べる派の方は一度剥がして、食べない派の方は一度葉っぱも食べてみてはどうでしょう。
また違った味に出会えるかもしれませんね。
そして関東と関西で種類が違うこともびっくりしませんでした?
お住いの地域で種類が違うのでどちらか一方しか知らないこともありますよね。
マクドナルドやうどんなども関東関西で違うように桜餅までも違うなんて驚きです。
最近では地域関係なくお店に並んでいるところもあるみたいなので、今年は贅沢に2種類の桜餅を味わってみるのもいいですよね。
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